2015年9月9日に、栃木県北部の日光地域の
山間部や山裾を襲った記録的な豪雨は、鬼怒川
水系流域に大洪水をもたらし、大規模な破堤に
より常総市中心部が水没した。
台風18号「 アータウ」の接近に伴う「線状降水帯」に
よる集中豪雨が原因であった。
奥日光では9月9日、1日に395mmの降水を記録。
1年も経たない1016年6月21日午前0時19分までの
1時間に熊本県甲佐町で国内での観測史上4位
となる150mmの猛烈な雨を観測した。
気象庁による分析では、今回の記録的な大雨を
もたらした要因は、九州付近に停滞していた梅雨
前線と前線に沿うように東へ進んだ低気圧、それに
日本の南にある太平洋高気圧の位置関係だとする。
暖かく湿った空気が、梅雨前線に沿って西から流れ
込んだうえ、日本の南に張り出していた太平洋
高気圧の縁を回るように南西から流れ込んだ。
さらに前線に沿うように進んだ低気圧が風を引き
込んだため、この2方向からの暖かく湿った空気の
流れをさらに強め、これに加えて、九州の上空には、
寒気を伴う気圧の谷が接近したため、流れ込んだ
暖かく湿った空気が一気に上昇して衝突し、発達
した積乱雲が次々と発生したと解説している。
この結果、熊本県を中心に宮崎県、長崎県付近に
記録的な集中豪雨が発生した。
熊本県甲佐町の150mmは観測史上第4位に、
また、宮崎県綾町の148mmは6位に相当する。
これまでの最大1時間降水量 の記録は、
①香取(千葉県) 153mm (1999年10月27日)
②長浦岳(長崎県) 153mm (1982年7月23日)
③多良間(沖縄県) 152mm (1988年4月28日)
④清水(高知県) 150mm (1944年10月27日)
⑤室戸岬(高知県) 149mm (2006年11月26日)
⑥前原(福岡県) 147mm (1991年9月14日)
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