例年なら青空が続くはずの5月であるのに、月初め
からソウル市周辺はスモッグに覆われ、26日には
微小粒子状物質(PM2・5)濃度が100㎍を超えた。
韓国国内から排出された汚染物質が拡散せずに
淀んだために汚染濃度も上昇。
韓国では、PM2・5がどこからどれだけ排出されて
いるかの資料も統計も備えていないお粗末な状態。
環境部は先ごろ、2013年に首都圏で排出された
PM2.5を前年比6%(474トン)増の8835トンと発表。
内訳は軽油を使用するディーゼル車の排出量が
3769トン(42.7%)と最多で、建設機械や船舶の
排出量が3328トンで37.7%と両者で8割を占めた。
しかし、この数値には生活環境から排出される
量が含まれていないほか、ディーゼル車の排ガスに
含まれる窒素酸化物(Nox)、火力発電所などから
排出される硫黄酸化物(Sox)が大気中の化学反応で
2次生成されるPM2.5も含まれていない。
環境部は、ディーゼル車が実際の路上走行で認証
基準の4~10倍多いNOxを排出することを2011年に
把握していたにも拘らず放置して来た。
更に、政府はディーゼルバスに対してだけ「燃料
補助金」を支給する政策を採っており、大気汚染
改善とは相反することをしているのだ。
コストや燃費の関係からか「圧縮天然ガス(CNG)
バス」より、ディーゼルバスが増加傾向にあるため
韓国の大気汚染は今後も悪化する可能性を備える。
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