中国政府は深刻化する大気汚染解消、過剰設備
削減に備えて、東北部に集中する製鉄企業の
構造改善を口にしてきたが、減速する経済の
回復に公約も犠牲にし、鉄鋼生産を再開した。
地方政府も生産実績アップに備えて再び生産
重視に傾き、大気汚染改善・環境整備は先送り。
PM2・5などの汚染解消は期待できない状況が
続くが、最近北京市環境保護局による報告では
有害物質の「オゾン」が北京市や周辺地域で
拡散が顕著になっているという。
オゾンは、南極上空に存在して太陽からの有害
光線、紫外線などを防御しているが、地上で放出
されたフロン類により分解され、 有害な塩素原子が
発生するオゾンホールで知られる。
だが、オゾン自体も強い毒性を備えており、吸引
すると息苦しさや咳を誘発し、肺気腫を発症する。
自動車の排ガス、工場群からのばい煙に含まれる
窒素酸化物や揮発性有機化合物などから、夏季の
高い気温でオゾンが発生し、5月下旬には北京市で
オゾンの濃度は242µgの高濃度汚染となった。
オゾンは目に見えず、ほとんど無臭で、マスクも
役立たないため、汚染が深刻化する7月から9月は
外出を控えるのが最善対策だという。
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