東京都民の台所、築地の市場が10月から移転が
始まる豊洲新市場(江東区)は、石炭ガスの製造
工場跡であったため、敷地内の土壌が化学物質、
特に毒性を備えた塩素化エチレン類の汚染が
深刻であったため、移転実現には長い時間と
コストを要したが、何より安全性確保が課題だった。
土地の浄化には汚染土壌の撤去・入れ替えが
想定されるが、原発の汚染土壌同様、汚染原因の
解消には繋がらないため、浄化が必要になる。
近年は、塩素化エチレン類の分解能力を備えた
土中に生息するデハロコッコイデス属細菌の栄養と
なるアミノ酸などを供給して、分解を促す方法。
大成建設は、ホップに含まれるα酸などの苦み
成分が、乳酸菌などへの抗菌作用を備えており
この抗菌作用がデハロ菌以外の微生物に有効に
働いて、デハロ菌の効果的な増殖に役立つことを
見つけ出して、実用化に結び付けた。
浄化工事では環境基準を超える汚染地、約3㏊に
直径10㎝ほどの細い井戸を3000本近く掘り、この
井戸から土中に生息するデハロ属細菌の栄養と
なるアミノ酸などを定期的に供給する。
このホップエキスを使えば、1万m3(100m四方・
深さ1m)の大規模な汚染でも半年から1年程度で
浄化が可能だとされる。
備えよ常に! 備えあれば憂いなし
健康と安心のメタボへの備えは?
0 件のコメント:
コメントを投稿