11月8日に行われた米国大統領選挙で共和党の ドナルド・トランプ氏が民主党のヒラリー・クリントン氏を 破って勝利した。 結果は米国メディアのクリントン氏勝利予測を大きく 裏切る306対232の大差でのトランプ氏勝利だった。 だが、11月末に近づいた今も開票整理が続けられて おり、現時点でクリントン氏が200万票超もリードして いると報じられている。 多数決で決まったのではなかったのかと不思議な 現象に首をかしげる人も少なくない。 これは、選挙制度が備える矛盾点でもあり、激戦 だった2000年の選挙でも同じことが起こっている。 11月8日に選出されたのは、「次期大統領」ではなく、 「次期大統領を選ぶ選挙人」であり、選挙人による 本選挙は12月19日に行われ、選挙人の過半数の 270票以上を獲得した人が正式な大統領となる。 選挙人は人口に応じて各州に割り振りされている。 だが、奴隷制度が残っていた当時、南部州には 数十万人の投票権のない奴隷が存在した。 南部諸州は、彼らの存在を考慮させて、1人当たり 5分の3の計算で人口に計上され、選挙人を割増 した結果、正確に人口比を反映しない制度となった。 各州では多数を制した支持者層が、割り当てられた 全ての選挙人=投票権利数を獲得する制度になった。 12月19日に、共和党選挙人が民主党のヒラリー氏や 他の候補者に投じることを制度は禁じていない。 造反が大きくなればヒラリー大統領誕生の可能性を 備えているが、もし、このような逆転現象が起これば、 議会の下院の決裁に委ねられる。 しかし残念ながら下院は共和党が多数を占めている。 備えよ常に! 備えあれば憂いなし
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