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2016年12月27日火曜日

今年はバター不足は起こりません

備えよ常に! 備えあれば憂いなし
春日山原始林



今年もクリスマスが近づいてバター不足が心配

されたが、緊急輸入とかで今のところはスー

パーの棚にも潤沢に並んでいるようだ。

このところ毎年のようにバター不足が報じられて

おり、消費者としては生産量を増やせば良い

ではないかとクレームをつけるが問題はそれ

ほど簡単ではないと専門家や生産者の弁。

2006年春には牛乳が余って廃棄される事態が

発生したが、これは前年から余剰気味であり

各乳業会社は牛乳消費に備えてバターなどの

加工増を進めて在庫量を積み上げていた。

そこへ学校の春休みで生乳消費が激減して

受入れが不可能となり廃棄処分となったのだ。

牛乳増→価格下落→乳牛減・種付け減→酪農

家減の連鎖もあり、酪農家数は2006年の2万

7700戸が2016年には1万7700戸と1万戸減に。

現在の加工・流通システムは、乳業メーカーに

備えられた大型貯乳タンクに集められた後に、

先ず出荷価格の高い生乳として優先出荷され、

余った分は生クリームに、次にチーズ、最後に

バター・脱脂粉乳へと使用されてゆく。

この順番は買取価格の高い順位でもあり、安い

バター用などの生乳には補給金が支払われる。

要するに、生乳の不足は起こさないシステムで

あるため、天候不順などで牛乳供給が1%でも

減少するとバターの生産に大きな影響が出る。

バター類は冷凍保存が効き、輸入も容易なので

敢てバター類の余剰在庫を避ける仕組みだ。

備えよ常に! 備えあれば憂いなし  

 健康と安心のメタボへの備えは?










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