メタボリックシンドロームになれば、様々な成人病の
発症原因となるリスクに直面する。
特に、注意すべきは糖尿病。
中でも視力が落ちてやがて、失明に至る網膜症。
眼底にある網膜に出血が起こって、視力が落ちる。
糖尿病を発症しなくても、ドライアイになり易いことが
疫学調査機関の資料で明らかになった。
ドライアイは「涙液および角結膜上皮の慢性疾患で、
眼不快感や視機能異常を伴う」と定義している。
①涙液の異常、②角結膜上皮障害、③自覚症状の
3項目で、すべてに該当する人を「ドライアイ確定」、
2つ当てはまる人を「ドライアイの疑い」としている。
専門医を受診する患者の半分は50歳以上。
若者でもなるが、年を取ると起こりやすくなる。
大阪市で26~64歳のオフィスワーカー672人を対象に
した疫学調査機関の調査では、上記の診断基準で
「確定」が11・6%、「疑い」が54・0%で合計65・6%となり、
3人に2人がドライアイ、またはその傾向があると診断。
加えて、理由は不明ながらメタボリックシンドロームの
人にドライアイが多いことも判明し、注目されている。
ドライアイを予防するには、パソコン作業中は意識
してまばたきをすることと、画面の位置をできる限り
目線の下にして伏し目勝ちにすれば乾きにくい。
また、涙の分泌量を増やす点眼薬としては、ジク
アス(ジクアホソルナトリウム)やムコスタ(レバミピド)
などが効果があるとしている。
備えよ常に! 備えあれば憂いなし
健康と安心のメタボへの備えは?
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