気象庁は、11月23日北海道の雌阿寒岳(1499m)で
火山性地震が増えて活動がたかまっているとして、
噴火警戒レベルを2(火口周辺規制)に引上げ
火口周辺警報も発令した。
雌阿寒岳は、2015年(平成27年)7月に一時、噴火
警戒レベルが2の「火口周辺規制」に引上げられて
以来の警戒レベル2となった。
雌阿寒岳は、阿寒カルデランの南西壁にあり、
ポンマチネシリや中マチネシリ、阿寒富士など
8つの火山から構成される成層火山群の一つ。
地元の防災協議会の説明では、阿寒カルデラは、
今から約100万年前から約15万年前までの間に
巨大な火砕流が発生する噴火が繰りかえされて
形成された。
約10万年前からの火山活動でフッブシ岳、フレ
ベツ岳が形成され、約5万年前にはカルデラの
北東側に雄阿寒岳が誕生した。
その後も溶岩流を噴出する活動が続き、カル
デラの南西側には雌阿寒岳も誕生した。
カルデラの中央のくぼ地には、現在も澄んだ
水をたたえ、マリモを育む阿寒湖が誕生した。
雌阿寒岳の最大規模の噴火は約12000年前に
発生し、火砕流が周囲に流れ下った。
約7000年前から繰り返された噴火でポンマチ
ネシリが形成され、約2500~1100年前には
噴火の中心が南に移って阿寒富士が誕生した。
その後、火山活動の中心は中マチネシリに戻り、
ポンマチネシリ山頂部の旧火口は約700年前、
その中の赤沼火口は約400年前の爆発的噴火で
形成されるなど最近まで活発な活動が見られた。
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