強い感染力を備えた「ムンプスウイルス」に
より感染が広がる「おたふくかぜ」には、効果
的な治療法が存在しないため、治療は解熱薬や
鎮痛薬などを用いた対症療法になる。
おたふくかぜに罹ると、さまざまな合併症を
引起すことがある。主なものには、
*無菌性髄膜炎:代表的な合併症で、脳を
包む髄膜にムンプスウイルスが感染して炎症を
起こし、高熱やおう吐、頭痛などの症状が続く。
症状は、通常1~2週間ほどで治まる。
*脳炎:ムンプスウイルスが脳に侵入して
感染し、高熱や頭痛、けいれん、意識障害
などの重い症状を来した状態。
稀に様々な後遺症を引起こすことがある。
*感音声難聴:ムンプス難聴とも呼ばれる
合併症で、血液の流れや鼓膜の奥にある
内耳道を介して、ムンプスウイルスが音の
振動を受ける蝸牛に感染して障害を引起こし、
聴力に支障を来し,難聴になる。
小児科医の調査では、感染者の1000人に
1人がムンプス難聴になったとされる。
*精巣炎:思春期以降に男性が罹ると起こる。
不妊症の原因となることは稀だが、精子数が
少なくなることがある。
*卵巣炎:思春期以降に女性が罹ると起こる。
*すい炎:膵臓に炎症が起こり、みぞおち
からへその上の辺りに痛みが起きる。
吐き気や嘔吐、お腹が張るなどの症状を伴う。
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