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2018年12月25日火曜日

怖い「おたふくかぜ」の合併症

備えよ常に! 備えあれば憂いなし
岩 船 寺



強い感染力を備えた「ムンプスウイルス」に

より感染が広がる「おたふくかぜ」には、効果

的な治療法が存在しないため、治療は解熱薬や

鎮痛薬などを用いた対症療法になる。

おたふくかぜに罹ると、さまざまな合併症を

引起すことがある。主なものには、

*無菌性髄膜炎:代表的な合併症で、脳を

包む髄膜にムンプスウイルスが感染して炎症を

起こし、高熱やおう吐、頭痛などの症状が続く。

症状は、通常1~2週間ほどで治まる。

*脳炎:ムンプスウイルスが脳に侵入して

感染し、高熱や頭痛、けいれん、意識障害

などの重い症状を来した状態。

稀に様々な後遺症を引起こすことがある。

*感音声難聴:ムンプス難聴とも呼ばれる

合併症で、血液の流れや鼓膜の奥にある

内耳道を介して、ムンプスウイルスが音の

振動を受ける蝸牛に感染して障害を引起こし、

聴力に支障を来し,難聴になる。

小児科医の調査では、感染者の1000人に

1人がムンプス難聴になったとされる。

*精巣炎:思春期以降に男性が罹ると起こる。

不妊症の原因となることは稀だが、精子数が

少なくなることがある。

*卵巣炎:思春期以降に女性が罹ると起こる。

*すい炎:膵臓に炎症が起こり、みぞおち

からへその上の辺りに痛みが起きる。

吐き気や嘔吐、お腹が張るなどの症状を伴う。

備えよ常に! 備えあれば憂いなし

 健康と安心のメタボへの備えは?










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