2008年5月12日の昼間、四川省西北部の「アバ・
チベット族羌族自治州」に属する汶川県の
映秀鎮付近を震源とするM8・0の地震が発生した。
「汶川大地震」または「四川大地震」と呼ばれる。
汶川県は四川省の省都“成都市”から直線距離で
92km、車では長江上流の岷江沿いの崖道を
通って169km、標高950mの高地に所在する。
震源地付近は、標高5,000m級の山が連なる
チベット高原から四川盆地へ下る急峻な地形の
地域にあり、四川盆地の北西端に位置する。
インド・オーストラリアプレートが南から
年間数㎝のスピードでユーラシアプレートを
圧し上げて、ヒマラヤ山脈やチベット高原を
形作っており、チベット高原の東端部には
高山が連なる竜門山脈が存在する。
この山脈に沿って、南北方向に全長300㎞ほどの
竜門山断層帯が存在し、この断層帯が動いた。
地震による死者は約7万人、行方不明者は
およそ1万8000人とされ、死者24万人以上を
出した、1976年7月28日に河北省唐山市で
発生した唐山大地震(M7・8)に次ぐ大惨事に。
汶川大地震では、多くの学校の建物が倒壊し
子供たちが犠牲になったが、現場から次々と
耐震強度を備えない手抜き工事(オカラ工事)の
実態が明らかになり、大きな問題になった。
その他、巨額の義援金が被災地に届かず、
地方政府機関のみならず、赤十字を名乗る
機関までがネコババしていたことも露見。
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