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2019年7月19日金曜日

鹿児島市 避難指示に市民の思いと「ずれ」

備えよ常に! 備えあれば憂いなし




鹿児島市は3日午前9時35分、市内全域の

27万5287世帯、59万4943人を対象に、迫り

来る豪雨による災害に備えて、「避難指示」を

出すとと共に、191ヶ所の避難所を開設した。

気象庁やNHKが叫ぶ、差し迫る危険、自分の

命を守るために、一刻早く避難を、に煽られる

までもなく、鹿児島市長は26年前の大水害の

記憶もあっただろうから、市民の命を守る

最善の策として始業間もない9時過ぎに、

ためらうこともなく「避難指示」を出したのだ。

しかし、避難した人は全体の0・6%だった。

大多数の市民は、それぞれに安全を確保して

いて避難する必要がなかったのか。

1993年8月1日の集中豪雨では、鹿児島市内を

中心に48人が死亡し、400戸以上が大被害を

受けており、多くの市民の記憶に残っている。

内閣府のガイドラインでは、避難に際しては

住民が適切な避難行動を取れるよう、対象

区域をその場所の危険度に合わせて絞ることが

望ましい、としている。

鹿児島市では、「対象区域を絞ることで多くの

住民に危機意識が伝わらないおそれがあると

して、市内全域を対象としたが、市と住民の

意識に開きがあった」としている。

また、市長は「鹿児島市全体で相当な量の雨と

なり、あらゆる災害が同時多発的に起きる

おそれがあった。地区を特定できず、全域に

出すべきだと判断した」と述べている。

とに角安全を、と安全を優先する行政とその

言葉を受ける市民の思いとの間のずれを

埋めることの難しさが見える。

備えよ常に! 備えあれば憂いなし

 健康と安心のメタボへの備えは?









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