日本国中、至る所に活断層が存在するが、
人口密集地でありながら近畿地方、特に阪神
地域には未知の各断層が多く存在するとされる。
2018年6月18日に発生した大阪北部地震の
震源地の位置は確定されているが、肝心の
動いた活断層については未だ不明のまま。
この地域は、新潟ー長野県境付近から続く
歪集中帯にあり、未知の活断層が多く存在。
地震後に開かれた地震調査委員会の平田直
委員長も、3時間に及ぶ検討会でも発生メカニ
ズムが非常に複雑なため、どの断層に関連して
いるか結論付けることが出来なかった、が結論。
震源地となった茨木市域には、北部には西方の
六甲山ろくから伸びて来た有馬ー高槻断層帯、
西には大阪市を南北に縦断している上町断層
帯の北端が近くまで伸びて来ており、南には
南方から伸びて来た生駒断層帯の北端が在る。
この内、上町断層帯は震源から西に少し離れて
いるが、地下の断層面は東側に向かって傾斜
しており、震源周辺まで延びている可能性が
あると判断しているため、3断層帯が重なる。
余震断層の解析でも、本震は逆断層型だったが、
余震では逆断層型と横ずれ型が混在し、逆断層
型余震は北部に分布し、横ずれ型は南側に分布。
委員長は、地下の震源断層のずれ動いた面が、
途中で折れ曲がっている可能性があるという。
結局、大阪北部地震は、いずれかの活断層帯に
関係することは否定できないが、どれか1つを
特定するのは困難だということになった。
危険性を指摘されながら、未だ調査がされて
いなかった大阪湾断層帯の調査を、神戸大学が
19年秋より海底の地形などの大規模調査を
始めることになったという。
大阪と神戸両市を直撃する大阪湾に眠る断層
帯の素顔は、早期に明らかにする必要がある。
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