緊急地震速報は、地震の発生直後に各地での
強い揺れの到達時刻や震度を予想し、可能な
限り素早く知らせる情報のこと。
強い揺れの前に、避難などで自らの身の安全を
守ったり、列車のスピードを落としたり、或は
工場等で機械制御を行うなどに活用する情報。
その仕組みは、地震が発生すると、震源からは
揺れが波となって地面を伝わってくる二つの
地震波のうち早く伝わってくるP波(Primary
「最初の」の頭文字)と二番目のS波(Secondary)
との時間差から揺れが大きいS波の到達時間を
計算して情報として危険を知らせる。
地震波の伝わる速度は、数km/秒 程度なので
震源地から50Kmほど離れている場合には
10秒ほどの前に地震に備える時間が得られる。
気象庁は、全国約690箇所の気象庁の地震計・
震度計に加え、全国に約800ヶ所ある防災科学
技術研究所の地震観測網を利用しています。
しかし、これらは地上施設であるため、発生が
迫っているとされる南海トラフ地震は、震源が
海底であるために発生即時の検知はできない。
現在、日本海溝や南海トラフでの地震発生の
早期検知に備えて海底にも海底地震計が設置
されているが、これまで緊急地震速報には
利用されてこなかった。
気象庁は、6月27日より「室戸岬沖から紀伊
半島沖」に176基の海底地震計からの情報を
利用して速報が出せることになった。
これで最大10秒ほど早く、速報が出せることに。
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