武漢ウィルスの感染防止対策として、他の
欧米各国とは異なる独自の取り組みで注目を
集めていたスウェーデンで、一時はそれなりに
成果を上げたとの評価もあった。
しかし、10月下旬からの第2波(3波)による
感染が急拡大し、1日の新規感染者が8000人を
超える日もあり、現在もなお、1日当り6~
7000人の新規患者が出ており、死者数も
8000人に迫っている。
この事態に、スウェーデンのグスタフ国王は、
インタビューで、これまでの対策について
「簡潔に言えば、我々は失敗したと考えている。
多くの人が亡くなった。恐ろしいことだ」
などと述べ、対策は失敗だったとした。
12月9日には、首都ストックホルムの病院が
備えている集中治療室(ICU)の病床160の
うちで、空いているのは僅か5~7床になった。
当局の責任者は、感染者が急増しているのは
市民同士の接触が、多すぎるのが原因とする。
スウェーデンは、感染の拡大当初から、ロック
ダウンなどの厳しい措置に替えて、集団免疫
獲得に備えたソーシアルデイスタンスの確保
など市民の自発的、協調的な対応に頼って
きたが、介護施設などでのクラスター多発に
よる死者数が増加し、周辺諸国の死者率を
上回る事態になっていた。
首都での医療崩壊が現実化するに及んで、
政府は11月20日から、バーやレストランに
対して夜10時以降のアルコール類の禁止や、
一部地域での行動ガイドラインの強化し、
パーティーの開催や参加中止要請を行った。
それでもなお、公衆衛生庁は今後も国民に
対してマスク着用を推奨することはしないと
公式に表明している。
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