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2020年12月3日木曜日

温暖化で永久凍土が溶解 多量のメタン放出 

備えよ常に! 備えあれば憂いなし
奈良市公会堂



10月に東京で幅が5m、深さが5mもある

大穴が突然出現し、大きな話題になった。

中国では、ビルが飲み込まれるほどの巨大な

穴でないとニュースにならないが、最近の

世界的な穴の話となればシベリアの穴。

ロシアの北極圏にある都市、ノリリスクの

発電所で大規模な燃料油流出事故が発生し、

河川に流出、周辺の環境汚染に発展。

発電所も操業停止に追い込まれた。

原因は、ロシアの広大な国土の半分以上を

占めている永久凍土の溶解による地盤沈下。

シベリアの北極圏地域の上空からの調査では

至る所で直径が100m以上もある巨大な穴が

見付かっているとされ、想像以上に永久凍土の

溶解が進行しているという。

永久凍土溶解に伴い封入されていたメタン

ガスが放出され、地球温暖化に直接結びつ

くことになる。

メタンは、ガスとしては二酸化炭素よりも

地球温暖化には、25~80倍も多くな影響力を

備えているガスだとされ、これまでの温暖

化の1/4はメタンガスによるものという。

また、永久凍土には、地球上の大気中の

炭素より、2倍以上の炭素が含まれている。

地球上で、最も寒い場所として記憶されて

いたロシアのサハ共和国ベルホヤンスクで

今年6月20日には、最高気温38℃を記録。

想定以上のスピードで、永久凍土の溶解が

進んでおり、夏の高温化で森林火災も続発。

さらに、凍土内に埋葬された病死した家畜や

ヒトの遺体も、凍土溶解で露出。

散逸する病原菌による感染症への危険性が

懸念されており、炭疽の感染でトナカイが

集団感染した例やヒトへの感染による死者

発生の報告まで出されている。

北極圏に存在する施設やパイプライン、

道路などにも被害が出始めており、都市の

存続にも黄信号が点灯している。

備えよ常に! 備えあれば憂いなし

 健康と安心のメタボへの備えは?









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