日本では梅雨が明けると日差しの強い本格的な
夏日の到来となり、待ってましたとばかり
にぎやかさが増すのがセミの鳴き声。
都市部にも進出し、北上を続けるクマゼミ。
関西では、最近はアブラゼミやニイニイゼミ、
更には初秋を感じさせるミンミンゼミや
ツクツクボウシもめっきり数を減らし、
クマゼミが勢力圏を拡大し、公害だとする声も。
近年は、温暖化と共に北関東から東北地方
でも、鳴き声が聞こえるようになった。
クマゼミどころではない、桁違いのセミの
発生で話題になるのが米国中西部と大西洋
沿岸部に出現する周期セミ。
全部で7種類存在するとされるセミで、今年
2021年は、17年周期で羽化して地表に出て
来る「ブルードX」と呼ばれるグループ。
周期ゼミの群れは発生する年ごとに[Brood
(ブルード)]と呼ばれており、今年のセミは
ブルードXは、ペンシルベニア州とバージニア
州北部、インディアナ州、テネシー州東部の
3エリアに生息している周期ゼミグループ。
通常のセミは毎年6月から8月にかけて羽化
するが、ブルードXの羽化は5月初めごろで
6月末ごろには生涯を終えるとされる。
羽化する数が数兆匹とも言われており、羽化
地域では地上を覆いつくすばかりの数に。
周期ゼミは、17年周期ゼミが12種、13年周期
ゼミが3種確認されているが、200年余に
1回は両グループの羽化が重なることになる。
このセミを捕食する動物もいるため、この
年は一生に一度のゴチソウの年ともなる。
研究者は、周期ゼミは捕食者から逃れるための
生存戦略として大量発生し、種を残してきたと
説明しているが、最近まで悪食のカラスが
クマゼミを食べているところを見たことがない。
日本に棲息するセミが備えている羽化周期は、
一般に7年とされているが4~5年までのようだ。
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