2020年初に、武漢から世界に新型コロナ
ウィルス感染が拡散したが、4月になって
ベルギーでペットのネコがウィルスに感染
していることが報じられ、続いて香港でも
感染したネコが確認された。
感染源となった武漢市では、ネコやイヌが
ウィルスを拡散させているとする噂が広がり
ペットたちが受難の憂目に合った。
その後の、各国での研究から、ネコはヒトから
感染しても、ネコからヒトには感染しないと
する研究論文も発表されて、受難は収まった。
武漢市で感染が広がった後に、武漢ウイルス
センターの研究者が行った、ネコへの感染
調査では、102匹中約15%の感染が確認された。
2021年7月に報じられた、カナダの大学の
研究調査では、ウィルス感染者の居る家庭に
飼われているネコやイヌの感染歴の調査結果
では、48匹のネコの抗体検査の結果、その
67%が陽性反応を示し、イヌでは54匹のうち
43%から陽性反応が出た。
ネコの方が、人のそばで過ごす時間が長く、
より接触密度も高いことが、感染率の高さに
現れているとしている。
しかし、イヌの場合は、飼い主と共に過ごす
時間の長さとは関連性はなかったとする。
このことから、研究チームはペットの体内に
ウイルスが侵入して、かんせんする足がかりと
なる受容体などに、生物学的な違いがあるの
ではないかと考えている。
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