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2021年7月2日金曜日

6月30日専門家会合 東京都に強い懸念

備えよ常に! 備えあれば憂いなし




東京都では、感染拡大が止まらない。

緊急事態宣言の解除から10日、この期間も

前の週の同じ曜日の新規感染者数を上回り

続けて、6月30日の新規感染者数は、5月

26日以来となる700人を超え、714人となった。

この日までの1週間では、感染者数が前の週を

120・3%上回っており、感染拡大傾向が顕著に。

6月30日に開かれた厚生労働省の専門家会合では、

減少傾向が続いてきた全国の新規感染者数が

横ばいから微増になったと分析。

新規感染者数が増加に転じているのが、6月

20日に緊急事態宣言が解除された東京都や

埼玉県などで、千葉県や神奈川県も横ばい

から微増となっていて、「感染の再拡大が

強く懸念される」とした。

特に東京都では、10万人あたりの直近1週間の

感染者数が感染状況が最も深刻な「ステージ

4」の目安となる、およそ25人となっていて、

10代から30代の感染が多く、緊急事態宣言の

解除後1週間で夜間の人出が18%増加し、

埼玉県、千葉県、神奈川県でも、酒類の提供が

可能になった夕方の人出が顕著に増加と指摘。

また、強い感染力を備えたインドで確認された

変異ウイルス「デルタ株」のクラスターが

発生しており、この変異ウイルスが占める

割合が東京都では3割程度になっている推定。

今後、置き換わりが進むため注視が必要とした。

専門家会合は、これまでの緊急事態宣言の

解除後にはすぐに人出が増加して感染の再

拡大が起きたほか、「デルタ株」の影響で

さらに早く拡大する可能性もあるため、特に

東京都の感染拡大が強く懸念されるとした。

備えよ常に! 備えあれば憂いなし

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