ページ

2021年7月14日水曜日

金正恩 緊迫した食糧状況を認める

備えよ常に! 備えあれば憂いなし




北朝鮮の金正恩は、今年4月に、党の最高

レベルの会合での演説で、もう一度「苦難の

行軍」に乗り出すよう人民に呼び掛けていた。

「苦難の行軍」とは、1990年代初頭に起きた

壊滅的な飢饉の時期を指す。

当時の北朝鮮はソ連崩壊で援助の流入が途絶え、

経済が急速に悪化し、人口の10%に当たる

数十万人が餓死したとされている。

人々は、飢えをしのぐため、草の根まで掘り

起こして口に入れたという。

コロナウィルスの国内侵入阻止に備えて、

食糧支援国の中国との国境を閉鎖し、密貿易

業者や脱北者が国境に近ずけば、容赦なく

射殺しろとの厳命も出されている。

加えて、昨年の秋の収穫期には、3個の台風

続けさまに朝鮮半島に上陸し、北朝鮮でも

大きな被害が出た。

軍や平壌から復旧と収穫支援に備えて、大勢の

人を被災地に送り込んだが、大きな成果は

挙げられなかったとされる。

国連食糧農業機関(FAO)の試算によると、

北朝鮮で不足している食糧の量は約86万トンで、

年間の食料供給量の約2ヶ月分に当たるという。

FAOは、北朝鮮が供給ギャップを埋めるのに

必要な食糧輸入量の2割しか計画していないと

指摘し、このままでは8月から10月にかけて

深刻な食料不足に陥るとしている。

備えよ常に! 備えあれば憂いなし

 健康と安心のメタボへの備えは?









0 件のコメント: