1948年(昭和23年)6月28日午後4時13分ごろ、
福井市北北東約10km、坂井市丸岡町付近を
震源として発生したM7・1、最大の震度6の地震。
当時の揺れの大きさでは烈震とされている。
犠牲者数は、東日本大震災と阪神・淡路大震災に
次ぐ戦後3番目に多い3769人。
地震から73年目に当たる2021年(令和3年)
6月28日には、コロナ禍の中、規模を縮小して
追悼式が行われたが、地震の記憶をどのように
後世に伝えて行くかが課題となっている。
福井県には、福井平野東縁部を通る福井平野
東縁断層帯主部と、その西およそ3Kmほどの
位置に並行して走る福井平野東縁断層帯西部が
存在し、この西部が福井地震の震源となった。
*福井平野東縁断層帯主部
石川県加賀市沖合の海域から、福井県あわら市、
坂井 市(丸岡町)及び吉田郡永平寺町(旧松岡町)を
経て、福井市(旧足羽(あ すわ)郡美山町)まで、
概ね南北に延びる長さは約 45km断層帯。
今後 30 年以内の地震発生確率 0・2~0・4%
断層全体が動くと最大地震規模はM 7・6 程度。
この断層帯の南南東方向への延長線上には、
濃尾地震(1891年)の震源となった根尾谷断層、
さらにその延長線は三河地震(1945年)の震源と
なった深溝断層が存在する。
*福井平野東縁断層帯西部
福井県坂井郡三国町沖合の海域から、あわら市
などを経て福井市の足羽川付近まで、概ね
北北西- 南南東に延びる長さは約 33km断層。
1948年の福井地震の震源断層となっている。
このことから、今後30 年の間に地震が発生する
確率は極めて低いと評価されている。
2020年9月4日午前9時10分ごろ、福井市内の
北部九頭竜川付近の深さ10Km付近を震源と
M5・0の地震が発生した。
福井県坂井市震度5弱を記録して。
地震のメカニズムに詳しい専門家は、内陸の
比較的浅い場所で起きたため、局地的に揺れが
大きくなったと考えられると指摘。
この震源地となった断層は、福井地震の震源と
なった福井平野東縁断層帯西部と推測される。
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