ページ

2021年7月28日水曜日

北京市も鄭州市同様にスポンジ化進まず

備えよ常に! 備えあれば憂いなし




2020年の梅雨のころ、中国では長江の上流

域から始まって、四川盆地で豪雨。

7月中旬には、重慶市綦江が氾濫、更に長江

流域での大洪水で、3800万人が被災。

毎年のように、日本国内で発生するレベルの

洪水は発生しているが、近年は規模がより

大きく、重度の災害に繋がるケースが多発。

2021年7月20日には、河南省を中心に各地で

大洪水が発生し、省都鄭州では内水氾濫や

ダムの放水による洪水などで、道路トンネル

水没事故が発生し、多数の犠牲者が出た。

大洪水発生原因の一つが、ダムの放流による

増水が指摘されている。

例によって、現場は規則により放水したが、

下流域住民への事前告知がなかったとされる。

18日には、北京市も豪雨に見舞われ、市内で

大規模な内水氾濫が発生し、地下鉄の一部が

浸水して不通になり、内モンゴル自治区では

ダム2基が決壊して洪水が発生。

中国は、世界一のダム建造国で、世界に

存在する大規模ダムの半数以上の3万2700基が

存在し、中小規模のダムの多くが機能不全で

洪水を防御する能力に欠けているとされる。

三峡ダム建造目的の一つが治水であったが

治水機能を備えていないことが2020年の

洪水に際しても、明らかになったとされる。

2014年に政府は[海綿城市(スポンジシティー)]

計画なるものをスタートさせた。

コンクリート都市での内水氾濫防止に備えて、

地面に透水性を持たせてるため多孔質材を

使用するとともに、保水力を持たせるため

都市緑化を進め、排水溝や貯水池を増設。

北京市に倣い、鄭州市スポンジ化を進めて、

市民に完成度を誇っていたのが、現実は

全く進まず、コンクリート塊のままだった。

備えよ常に! 備えあれば憂いなし

 健康と安心のメタボへの備えは?









0 件のコメント: