ページ

2021年12月17日金曜日

トカラ列島 4月続く群発地震200以上観測

備えよ常に! 備えあれば憂いなし
春 日 山 原 始 林



12月4日午後から始まった鹿児島県十島村の

悪石島での群発地震は、10日までに259回に

まで及び、なお継続している。

9日午前11時5分ごろには、震度5強、M6・0の

大きな揺れも発生した。

気象庁の観測では、震源地はトカラ列島近海で

震源の深さは20Km付近で頻発している。

トカラ列島近海では、2021年4月9日夜から、

12日までに200回を超える有感地震が発生し

震度4を5回観測している。

また、2000年10月には震度5強が1回、5弱を

2回観測するなど、地震の多発地である。

悪石島には35世帯、73人が住んでいるが、

9日の震度5強の地震が、今後も予測される

との観測で、島外へ避難を希望する島民の

12世帯30人を鹿児島市と奄美市で宿泊施設を

借り上げて10間ほど避難させることとなった。

悪石島があるトカラ列島や誓うには、口之島、

中之島、諏訪之瀬島の3つの活火山がある。

また震源域に近い悪石島も、現時点では

1万年前以降の火山活動が認められないために

活火山に指定されてはいないが、比較的新しい

火山島である。

現在の群発地震は、地下20km程度の深さで

発生しているため、マグマ溜まりから地表へ

向けたマグマの移動によるものと推定され、

今すぐ噴火に結び付くとは考えられていない。

専門家は、十分な観測データが揃っている

わけではないので、今回の群発地震の原因に

ついては、まだ不明な点が多いとする。

しかし重要なこととして、この地域がフィリ

ピン海プレートの沈み込みの影響を強く受ける

西南日本にあって、次のように特異な地点で

あることは重要であろうと指摘する。

*[トカラギャップ]と呼ばれる、水深が

 1000mを超える海峡をなしていること。

*[奄美海台]と呼ばれる海底台地が沈み込んで

 いる地域であること。

*南西諸島から九州の大陸側に[沖縄トラフ]と

 呼ばれる窪地が走り、現在海底の断裂が

 進行中であること。

備えよ常に! 備えあれば憂いなし

 健康と安心のメタボへの備えは?









0 件のコメント: