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2021年12月28日火曜日

巨大積乱雲[スーパーセル]による巨大な竜巻

備えよ常に! 備えあれば憂いなし
春日山原始林



12月10日から11日に、ケンタッキー州など

米南部6しゅうで発生した30個を超える巨大

竜巻軍の発生原因は、この時期として26~

27℃にもなるメキシコ湾から北上する暖気の

高い気温に加えて、北方から上空に流れ込んだ

強い寒気がぶっつかり、大気の状態が急速に

不安定になり、[スーパーセル]と呼ばれる

巨大な積乱雲によって、複数の竜巻が次々に

生み出されたとされる。

専門家の分析では、今回の竜巻では発達した

積乱雲に特有の円を描くような小さな渦の

[フックエコー]と呼ばれる[かぎ]のような形を

した渦が確認されている。

これは、竜巻が発生する際によく見られ、

今回の竜巻が破壊力が大きく継続時間も長い

ものだった可能性があるとしている。

追跡可能だった竜巻で、これまでの最長移動

距離は、1925年3月にミズーリ、イリノイ、

インディアナ各州を襲った竜巻の350Km余、

だが、今回の竜巻の移動距離は400Km超えて

いた可能性がるとしてした。

今回の季節外れの竜巻と気候変動との関連に

ついて専門家は、[気候変動によって以前は

竜巻が起きなかった時期にも発生するように

なる。冬場に巨大な竜巻が発生するのは気候

変動の影響として、予測されていることと

一致する]としている。

[スーパーセル]と呼ばれる巨大な積乱雲は

これまでに日本国内でも発生し、竜巻などに

よって被害が出ている。

総務省消防庁によれば、過去竜巻などに、

▽2012年(平成24年)5月に、茨城県つくば市

などで死者やけが人が出たほか、多数の建物が

全半壊するなどの被害が出ました。

▽2013年(平成25年)9月に、発生した竜巻に

よって埼玉県や千葉県などで大きな被害。

▽平成29年8月には、愛知県付近でスーパー

セルとみられる積乱雲で、およそ6900回の

落雷の確認や落雷が原因の火災も相次ぐ。

また、冬季では、1990年12月千葉県茂原市で

竜巻が発生して1人が死亡、約250の建物が

全半壊するなどの被害が出ている。

備えよ常に! 備えあれば憂いなし

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