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2022年1月3日月曜日

火星探査報告 [溶岩由来の岩石]・[大量の水]

備えよ常に! 備えあれば憂いなし
春日山原始林



米航空宇宙局(NASA)の火星探査車[パーサ

ビアランス]の着陸地点となった火星の岩盤は、

堆積岩と考えられていたが、かつて溶岩流に

よって形成されたものであることが明らかに。

採集した岩石からは、複数回にわたる水との

接触が確認され、一部で有機分子も検出した。

サンプルの組成や鉱物の含有量を分析した結果、

溶岩流から形成された大型のカンラン石の

結晶が輝石の結晶に囲まれて存在していた。

複数回に及ぶとの接触の痕跡から、表面に

湖が存在した年代はいつか、といった謎を

解く手がかりが得られる可能性があるという。

パーサビアランスが採取した岩石サンプルは

4個で、計画では最大37のサンプルを集めて

将来のミッションで地球へ持ち帰った後、

詳細かつ多様な手法による研究が行われる。

欧州宇宙機関(ESA)が、ロスコスモスの共同

ミッションで2016年に打ち上げられた周回機

[エクソマーズ微量ガス周回探査機]が、米国の

グランドキャニオンに比べ全長10倍、深さ5倍、

幅20倍の大きさを誇る、マリネリス峡谷で

上空からの探査で、を検出した。

探査機には、地表下約1mにある水素の分布を

調査できる高分解能エピサーマル中性子検出器

[FREND]を搭載している。

火星の水の大半は、極地方に存在し、氷として

固まったままの状態にあるが、マリネリス

峡谷は赤道のすぐ南に位置するため、水の

状態で存在できる。

マリネリス峡谷には大量の水素が存在する

ことが判明したが、これらの水素が水分子と

して結合していると仮定すると、地表付近の

物質の実に40%は水だとみられるという。

一連の観測内容は2018年5月から21年2月に

かけて同探査機が収集した。

備えよ常に! 備えあれば憂いなし

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