米航空宇宙局(NASA)の火星探査車[パーサ
ビアランス]の着陸地点となった火星の岩盤は、
堆積岩と考えられていたが、かつて溶岩流に
よって形成されたものであることが明らかに。
採集した岩石からは、複数回にわたる水との
接触が確認され、一部で有機分子も検出した。
サンプルの組成や鉱物の含有量を分析した結果、
溶岩流から形成された大型のカンラン石の
結晶が輝石の結晶に囲まれて存在していた。
複数回に及ぶ水との接触の痕跡から、表面に
湖が存在した年代はいつか、といった謎を
解く手がかりが得られる可能性があるという。
パーサビアランスが採取した岩石サンプルは
4個で、計画では最大37のサンプルを集めて
将来のミッションで地球へ持ち帰った後、
詳細かつ多様な手法による研究が行われる。
欧州宇宙機関(ESA)が、ロスコスモスの共同
ミッションで2016年に打ち上げられた周回機
[エクソマーズ微量ガス周回探査機]が、米国の
グランドキャニオンに比べ全長10倍、深さ5倍、
幅20倍の大きさを誇る、マリネリス峡谷で
上空からの探査で、水を検出した。
探査機には、地表下約1mにある水素の分布を
調査できる高分解能エピサーマル中性子検出器
[FREND]を搭載している。
火星の水の大半は、極地方に存在し、氷として
固まったままの状態にあるが、マリネリス
峡谷は赤道のすぐ南に位置するため、水の
状態で存在できる。
マリネリス峡谷には大量の水素が存在する
ことが判明したが、これらの水素が水分子と
して結合していると仮定すると、地表付近の
物質の実に40%は水だとみられるという。
一連の観測内容は2018年5月から21年2月に
かけて同探査機が収集した。
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