12月4日、インドネシアのジャワ島東部、
スラバヤ市の南に在る標高3676mの火山、
スメル山が噴火し、噴煙を1万2000mまで
吹き上げ、火砕流が発生した。
その後も、断続的に噴火を繰り返しており、
19日にも火砕流が観測されており、当局は
警戒レベルを4段階のうち2番目に高いレベルに
引き上げ、厳重な注意を呼び掛けた。
この日までに、48人の死亡が確認され、なお
36人が行方不明となっている。
既に1万人以上の住民が避難しているが、
現地視察した大統領は、被災者を山から離れた
地区に集団移転させることも検討すると述べ、
長期化に備えた対応を指示した。
スメル火山は、富士山と同じように円錐形を
成層火山で、標高も富士山よりは100m低いが
遠くからでも美しい山容が望める。
スメル火山の北、同じ山脈の並びに巨大な
カルデラの活火山、ブロモ火山(2329m)が
あり、多くの観光客で賑わう。
スメル火山は、ブロモ火山と同様に以前から
活発な噴火活動を続けている。
スメル火山は、爆発的な噴火により、火山灰や
火山弾などを噴出し、粘り気の強い溶岩を
流出させるブルカノ式噴火様式の火山。
20年ほど以前には、ほぼ30分の間隔で小
噴火を繰返して噴煙を上げるので、東方
100km程の位置に在る対面する山脈の中腹の
地域からは、富士山の噴火時計のようだった。
スメル火山から西方に、およそ300Kmの
古都ジョクジャカルタ市の北約40Kmに
仏教遺跡のボロブドゥール遺跡がある。
この遺跡は、東方にあるムラピ火山(2930m)の
噴火により埋もれていたが、1814年に発見
されて、重要な仏教遺跡として保存されている。
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