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2022年1月22日土曜日

コウモリは怖い狂犬病ウィルスでも宿主

備えよ常に! 備えあれば憂いなし
奈 良 公 園



感染症の中で、非常に死亡率が高い症例に

狂犬病がある。

狂犬病は、狂犬病ウイルスに感染した犬や

そのほかの動物に咬かまれることで引き

起こされる感染症で、感染すると救命は

非常に困難になる。

感染予防には、人間が予防接種を受ける

だけでなく、イヌにもワクチン接種が重要。

日本では、狂犬病予防法によりワクチン

接種や検疫が制度化されている。

狂犬病ウィルスは、イヌにだけでなくアライ

グマやスカンクス、キツネ、コウモリなど

にも存在し、これらの動物に咬まれた場合は

速やかに曝露後予防措置を受けることが肝要。

曝露後予防措置とは、

①石鹸と流水による傷口の十分な洗浄、

②曝露後ワクチン接種、

③咬傷部位への抗狂犬病ウイルス免疫グロ

ブリンの投与の3つ。

24時間以内に処置を受ければ、効果は高い。

流行地域は、アジア、南米、アフリカで、

全世界では毎年50,000人以上が死亡している。

世界の中で狂犬病が根絶された地域は、豪州、

台湾、ハワイ等と島国・地域に限られている。

日本国内では、1956年のヒト症例、1957年の

動物の症例を最後に、狂犬病の国内発生はない。

米国では、2019年と20年は症例はなかったが、

2021年に過去10年で最多となる5例が発生。

いずれも、コウモリによるもので、コウモリに

触れていた例や噛みつかれたり、爪で引っ

掻かれたことによりウィルスに感染している。

いずれも、発症から2~3週間以内に死亡。

コウモリは、コロナウィルスだけでなく、

狂犬病ウィルスの宿主として危険な動物だ。

備えよ常に! 備えあれば憂いなし

 健康と安心のメタボへの備えは?









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