新規感染者数が連日の5万人台と高止まりの中
1月25日に、政府は新たに28道府県に[蔓延
防止等重点措置]適用を決定し、これで全国
34都道府県に適用が拡大された。
期日は一律、2月20日までなる。
この日までに、この第6波も収束してくれる
ことを願っているが、オミクロン株が席巻する
米国の学者のシュミレーションでは、米国は
19日の新規感染者数120万人をピークとして
収束に向かうとの結果を公表している。
このシュミレーションでは、日本のピークは
3月19日ごろとされている。
これとは別に、日本の第6波の感染拡大は2月に
ピークを迎え、10万人に達するとの予測もある。
いずれにせよ、多くの学者や専門家は、今回の
オミクロン株の蔓延を最後にして、コロナ株の
勢いは衰えて、収束するとの予測をしている。
感染力は強いが、重症化する可能性が低い
とのデータなどから、一種の安堵感と共に
気の緩みが押さえきれない状況にあるのも事実。
1月21日、英国の保健安全保障庁(UKHSA)は
オミクロン株の亜種の[BA.2]として知られ、
一部の科学者が[ステルスオミクロン]と呼んで
いる変異種に注目が集まり、調査中だと発表。
亜種のオミクロン株[BA.2]は、現在蔓延中の
[BA.1]との遺伝子の違いは大きく、この差が、
重症度や感染力などの挙動の違いにつながる
可能性があり、更にBA.2がPCR検査で発見
するのが難しい遺伝子構造を持っている。
このことで、[ステルスオミクロン]と呼ばれて
いるが、フランス、インド、ノルウェー、
デンマークでBA.2が流行しているとの警告も。
オミクロンには3つの亜種(BA.1,BA.2,BA.3)が
存在するが、症例のほとんどはBA.1。
24日にWHOのテドロス事務局長は、現在の
オミクロン株が最後の変異株になるとの見方を
「危険だ」と警告している。
また、理事会では新型コロナについて[当面は
共生していくことになるというのは確かな
ことだ]と述べ、近い将来の流行収束は困難との
認識を示している。
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