中国人民銀行(中央銀行)などは、3月から
銀行の口座に在る個人預金の管理を強める。
現金の預け入れや引出しが1回あたり5万元
(約90万円)を超す場合は、お金の出どころや
使い道を登録することが必要となる。
不正所得のマネーロンダリング(資金洗浄)を
防ぐことが目的。
外貨も対象で、海外への違法な持ち出しを
取り締まる。
現在、持ち出せるのは原則人民元で2万元
(約36万円)、外貨で5000ドル(約58万円)。
当局は、新法規は管理強化の狙いを資金
洗浄やテロ資金への流用を防ぐためと説明。
特に、脱税など不正所得の資金洗浄の取り
締まりを強化する狙いがあるようだ。
2021年には、企業や個人が中国の銀行口座を
通じて実際に海外とやり取りした金額では、
2676億ドルの流入超過と高水準だった。
また、貿易黒字は6764億ドル(約77兆円)と
前年から3割増え、過去最大となっている。
今までにない、資金の余裕が出来たにも
拘らず、海外への流出を大幅に規制するのは
米国との対立の激化や、世界経済の変動
リスクが高まっていることへの備えだろう。
この先、コロナウィルスの感染が鎮まり、
日本への旅行客が増えたとしても、今までの
ような中国人による爆買いはとても期待
できる状況にはなさそうだ。
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