奈良公園の広大な芝生面積は、甲子園球場の
グラウンド面積の約40倍、53ヘクタールほどの
広さがある。
天然記念物のシカの保護活動をしている
[奈良の鹿愛護会]が2004年に試算した公園の
芝の維持費用の試算では、年20回の芝刈りと
施肥で年間およそ100億円ほども要するという。
奈良公園内には、およそ1200~1300頭の
シカさんが生活をしている。
365日、せっせと芝刈りをして施肥作業に従事。
年収がおよそ800万円の仕事をして、公園内の
芝生をきれいに借り揃えて維持してくれている。
最近、ヤギを池の土手や荒れ地などの除草
作業に貸し出す仕事に注文が多いとか。
ヤギは、ほぼどんな種類の草や木の葉でも
食べて、根までも食べるほど食欲が旺盛だ。
このヤギが戦前、離島などへの入植や移住時に
除草や採乳などの目的で連れて行ったのが、
離島時に野放しにしたため、繁殖して島の
生態や環境破壊を引き起こして問題化した。
鹿児島県のトカラ列島の無人島化した臥蛇島
などの島や尖閣諸島魚釣島では、野生化した
シカが爆発的に増えて、島の各所に裸地が
出現するなどで、生態系全体に大きな影響が
出るとして、日本生態学会は強い懸念を表明。
東京都の小笠原諸島の無人島でも、同様の
問題が提起され、都は1994年(平成6年)から
野ヤギ排除作業に取組み、2003年(平成15年)に
のノヤギの排除を完了。
兄島や弟島では2009年に根絶を確認している。
聟島列島の聟島と媒島では、絶滅危惧種の
ミズナギドリやアホウドリなどの海鳥が棲息
しており、ノヤギによる繁殖阻害や,繁殖地の
環境悪化への懸念が高まっていた。
備えよ常に! 備えあれば憂いなし
健康と安心のメタボへの備えは?
0 件のコメント:
コメントを投稿