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2022年9月2日金曜日

世界自然遺産や生態系を破壊する野ヤギ

備えよ常に! 備えあれば憂いなし
黒 法 師



奈良公園の広大な芝生面積は、甲子園球場の

グラウンド面積の約40倍、53ヘクタールほどの

広さがある。

天然記念物のシカの保護活動をしている

[奈良の鹿愛護会]が2004年に試算した公園の

芝の維持費用の試算では、年20回の芝刈りと

施肥で年間およそ100億円ほども要するという。

奈良公園内には、およそ1200~1300頭の

シカさんが生活をしている。

365日、せっせと芝刈りをして施肥作業に従事。

年収がおよそ800万円の仕事をして、公園内の

芝生をきれいに借り揃えて維持してくれている。

最近、ヤギを池の土手や荒れ地などの除草

作業に貸し出す仕事に注文が多いとか。

ヤギは、ほぼどんな種類の草や木の葉でも

食べて、根までも食べるほど食欲が旺盛だ。

このヤギが戦前、離島などへの入植や移住時に

除草や採乳などの目的で連れて行ったのが、

離島時に野放しにしたため、繁殖して島の

生態や環境破壊を引き起こして問題化した。

鹿児島県のトカラ列島の無人島化した臥蛇島

などの島や尖閣諸島魚釣島では、野生化した

シカが爆発的に増えて、島の各所に裸地が

出現するなどで、生態系全体に大きな影響が

出るとして、日本生態学会は強い懸念を表明。

東京都の小笠原諸島の無人島でも、同様の

問題が提起され、都は1994年(平成6年)から

野ヤギ排除作業に取組み、2003年(平成15年)に

のノヤギの排除を完了。

兄島や弟島では2009年に根絶を確認している。

聟島列島の聟島と媒島では、絶滅危惧種の

ミズナギドリやアホウドリなどの海鳥が棲息

しており、ノヤギによる繁殖阻害や,繁殖地の

環境悪化への懸念が高まっていた。

備えよ常に! 備えあれば憂いなし  

 健康と安心のメタボへの備えは?





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