土着の動植物しか存在しなかったところへ
先ずヒトが海を渡ってやってきて後、大陸
などとの交流が行われるに従い、持ち込まれた
動植物が土着の動植物を駆逐する事態になった。
2010年(平成22年)に、環境省は特定外来生物と
して85 種類の動物と 12 種類の植物が特定
外来生物に指定し、国内への持ち込みを厳しく
規制している。
天敵が存在しない地域に持ち込まれた動植物は
環境条件が適せば爆発的に増殖し、環境を
破壊する事態となる。
コアラやカンガルーが棲息する平和な環境が
保たれていたオーストラリアで、[最も壊滅的な
生物学的侵略]をもたらしたとして研究対象に
されたのが野ウサギ。
元来、オーストラリアにはウサギは棲息して
いなかったが、1859年に英国からクリスマス
プレゼントとして持ち込まれた24匹のウサギが
メルボルンにある広大な敷地で飼育された。
そのウサギがわずか3年で数千匹に増え、
その後も繁殖し続け、飼育外へも拡散。
そして現在、生息している野ウサギ2億匹を
超えて、作物や耕作地を荒らし、土壌の大規模
浸食などの環境問題を引き起し、史上最も
象徴的かつ壊滅的な生物学的侵略の1つだと
糾弾されるにまでなってしまった。
日本では、さしづめアライグマやヌートリア、
爬虫類や魚類に至っては、都市近郊の池浚い
(掻い掘り)をすれば、ブラックバスやアメリカ
ザリガニ、アカミミガメなどの外来生物の
オンパレードとなる。
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