ページ

2022年9月1日木曜日

外来生物の[生物学的侵略] 豪の野ウサギ

備えよ常に! 備えあれば憂いなし
柏 葉 紫 陽 花




土着の動植物しか存在しなかったところへ

先ずヒトが海を渡ってやってきて後、大陸

などとの交流が行われるに従い、持ち込まれた

動植物が土着の動植物を駆逐する事態になった。

2010年(平成22年)に、環境省は特定外来生物と

して85 種類の動物と 12 種類の植物が特定

外来生物に指定し、国内への持ち込みを厳しく

規制している。

天敵が存在しない地域に持ち込まれた動植物は

環境条件が適せば爆発的に増殖し、環境を

破壊する事態となる。

コアラやカンガルーが棲息する平和な環境が

保たれていたオーストラリアで、[最も壊滅的な

生物学的侵略]をもたらしたとして研究対象に

されたのが野ウサギ。

元来、オーストラリアにはウサギは棲息して

いなかったが、1859年に英国からクリスマス

プレゼントとして持ち込まれた24匹のウサギが

メルボルンにある広大な敷地で飼育された。

そのウサギがわずか3年で数千匹に増え、

その後も繁殖し続け、飼育外へも拡散。

そして現在、生息している野ウサギ2億匹を

超えて、作物や耕作地を荒らし、土壌の大規模

浸食などの環境問題を引き起し、史上最も

象徴的かつ壊滅的な生物学的侵略の1つだと

糾弾されるにまでなってしまった。

日本では、さしづめアライグマやヌートリア、

爬虫類や魚類に至っては、都市近郊の池浚い

(掻い掘り)をすれば、ブラックバスやアメリカ

ザリガニ、アカミミガメなどの外来生物の

オンパレードとなる。

size="+1"> 備えよ常に! 備えあれば憂いなし  

 健康と安心のメタボへの備えは?





0 件のコメント: