ページ

2022年12月2日金曜日

天の川の向こう側に58個の銀河が存在していた

備えよ常に! 備えあれば憂いなし




天の川付近の夜空は、明るすぎるため観測が

難しく、星の詳しい様子は判らなかった。

分光赤方偏移と呼ばれる観測技法を用いて、

南米の研究チームが、天の川の向こう側に

複数の銀河が存在するとの確証を得た。

研究チームは、チリのジェミニ南望遠鏡に

装備されているFLAMINGOS-2と呼ばれる

近赤外線観測装置を使い、さらに分光赤方

偏移と呼ばれる技法を活用することで、

銀河の存在を把握した。

天の川の向こう側には、少なくとも約30億

光年離れた5つの銀河が存在するという。

今後、さらなる調査が必要なものも含めると、

計58個の銀河が天の川の向こう側に存在する。

現在夜空のおよそ10〜20%の領域については

ほかの領域ほど研究が進んでこなかった。

この領域は、天の川を中心とした[銀河面

吸収帯]と呼ばれる特殊な領域で、肉眼で見る

夜空に天の川として輝いている領域。

地球は天の川銀河の一部だが、特に地球から

見て天の川銀河の中心方向の夜空は星間物質が

密集しすぎており、観測が難しい。

そこで研究チームは、可視光線に頼るのでは

なく、近赤外線観測装置を用いた観測を行った。

原理は、非常に遠方にある天体から発せられた

光は、地球に届くまでに宇宙の膨張の影響を

受けるため、これにより距離に応じたドップラー

効果を生じ、波長が低周波側(赤方側)に偏移する。

従って、赤方偏移によって波長がどれほど

ずれたかが判明すれば、当該の天体との距離を

逆算することが可能となり、結果として銀河面

吸収帯の後方に位置する複数の構造物と地球

までの距離を一挙に取得することに成功した。

発見された複数の銀河は、互いに重力の影響を

及ぼし合う[銀河団]を形成していると考えられ、

この銀河団に58個前後の銀河が含まれると推定。

備えよ常に! 備えあれば憂いなし 

 健康と安心のメタボへの備えは?





0 件のコメント: