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2022年12月15日木曜日

小笠原諸島西之島 噴火様式を激変させ成長

備えよ常に! 備えあれば憂いなし
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2022年は、1月に南太平洋フンガ・トンガ

海底火山の大噴火が注目を集めたが、日本でも

東京都心から南へ1000Km離れた小笠原諸島の

西之島を始め、福徳岡ノ場で噴火が続く。

2013年11月に当時の西之島の沖合で始まった

海底火山の噴火が、西に島本体を飲み込み、

面積を10倍の2・89Km2まで成長させた。

標高は260m、火口の大きさは直径600m。

2020年6月現在の面積はおよそ4・1Km2.

2020年8月に休止した噴火後、およそ2年間で

およそ70種類以上の生物の存在が確認された。

アジサシ、カツオドリ、ミズナギドリやウミ

ツバメなどの仲間が棲息するまでになっている。

西之島は、現在まで4回の噴火期と休止期を

繰り返し、島の姿だけでなく噴出物も変化した。

火山活動は4つの期間に分かれる。

①第一期13年11月―15年12月(継続期間2年)

②第二期17年4月20日―8月(継続期間120日)

③第三期18年7月12日―7月30日(継続期間20日)

④第四期19年12月6日―20年8月(継続期間270日)

第4期の噴火では、これまでの小規模な噴火を

繰返して、溶岩片を吹き上げて噴出するスト

ロンボリ式噴火から一変した大量の火山灰や

溶岩片を噴出する爆発的な噴火となった。

全く予想外の噴火で、溶岩で覆われていた

島を厚い火山灰が覆い尽くした。

噴出した溶岩の化学組成が、安山岩から、

玄武岩質安山岩へと変わり、これまで噴出が

確認されていなかった[かんらん石]が岩石中に

多く含まれていることも判った。

これは、地下深くから揮発性成分に富む新しい

玄武岩質マグマが上昇してきたための変化で、

今後の噴火は、激しい爆発的噴火に様相を

替えることが推測されると指摘されている。

第4期噴火以降の噴火活動では、2021年8月に

1年ぶりとなる噴火が人工衛星により確認。

また、2022年10月初めには、約1年ぶりとなる

高さ約3500mの噴煙を含む噴煙を確認している。

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