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2022年12月7日水曜日

秋田県名物[いぶりがっこ]や浅漬け販売が困難に

備えよ常に! 備えあれば憂いなし
春 日 山 原 始 林



2021年6月に、改正食品衛生法が施行され

これまで届け出だけで済んでいたいくつかの

食品製造業者のうち、見直しの結果、扱い

品種により、これまで届け出だけでよかった

ものが、衛生的な施設を備えていることを

要件とする「営業許可制」に変わった。

改正した法の施行後3年間の経過措置期間が、

2024年(令和6年5月31日)に終わるため、

この日までに営業許可取得が必要となった。

この対象業種の中に、複合型そうざい製造業 

などと共に、漬物製造業が含まれる。 

専ら、自家用に造って、余裕分を道の駅や

露店で販売されて来た漬物が、許可なしには

販売できなくなった。

自家製のお漬物として、売られて来た漬物に

大きな制約が加えられることに。

[いぶりがっこ]が特産の秋田県では販売して

来た業者の3割が廃業に追い込まれている。

法改正の原因となったのが、悪名高い集団

食中毒で名が知られている腸管出血性大腸菌

O157がある。

1996年(平成8年)7月に、堺市で学校給食を

原因とする腸管出血性大腸菌O157食中毒事件。

児童7,892人を含む9,523人が発症、3人が死亡。

今回、漬物製造販売が、法改正で[営業許可制]の

対象となった理由の一つが、近年の食中毒事件。

2012年8月に、札幌市内の食品会社が製造

販売した白菜浅漬の[白菜きりづけ]による

O157食中毒事件で、最初に届け出のあった

高齢者施設以外に北海道内のホテル、飲食店、

食品スーパーなどへの流通で169人が発送。

2014年8月には、静岡県で開催された花火

大会の露店で販売されたきゅうりの浅漬け

よるO157食中毒事件では、最終的に発症者が

510人の多数に上っている。

備えよ常に! 備えあれば憂いなし 

 健康と安心のメタボへの備えは?





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