インドネシア第2の都市、スラバヤ市の南に
位置する火山、スメル山噴火( 3,676m)が
12月4日に始まった大噴火で、火山地質災害
軽減センター(PVMBG)は、警戒レベルを
最も高いレベル4に引き上げた。
スメル火山は、富士山に似た優美な山容を
備え、これまでも小噴火を続けて来た。
11月27日には、ハワイ島マウナロア火山
(4169m)が38年ぶりに噴火した。
前回の噴火は1984年で、これまでで最も
長い噴火停止期間後噴火だった。
1843年の噴火記録開始後以降、33回目。
火山の警戒レベルは[勧告]から最高の[警戒]に
引き上げられた。
1984年の噴火では、溶岩流がヒロの町に迫り
溶岩に飲み込まれる寸前になり、航空機に
よる爆弾投下などで、溶岩流の流れる方向を
替えるなどの対応で、事なきを得ている。
ハワイの火山が噴出する溶岩は、玄武岩質で
特に、含まれるシリカが少ないマグマである
ため、粘り気が少なく、火口から噴出すると
直ぐに流れが広がり、早く流れ下る。
マウナロア火山は、面積が5180Km2もある
巨大な火山で、ここから西方向30Kmには、
キラウエア火山(1,247 m)がある。
キラウエア火山は、ハワイ諸島の中では最も
火山活動が活発で、1983年の噴火以降、
ほぼ継続的に噴火を続けている。
地球内部に存在するマントルは対流運動
(プルーム)をしており、対流するマントルが
ハワイ諸島の下では、地上に吹き出ている。
これをハワイ・ホットスポットと呼ぶが、
太平洋プレートの表面に吹き出て海底火山と
なり、成長すると火山島となる。
プレートの移動に伴い、ホットスポットが
作り出す海底火山が列状に並ぶことになる。
地上に現れた火山島は、スポットから離れるに
従い、浸食されて姿を消し、海山となる。
ハワイ諸島から、北へ、ロシア東端付近の
アリューシャン海溝まで、5,800km以上にも
及ぶハワイ-天皇海山列を形成している。
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