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2022年12月13日火曜日

大規模火山噴火から[スーパーボルケーノ]噴火

備えよ常に! 備えあれば憂いなし
サトウカエデ



地質学者は、火山の爆発規模を[火山爆発指数

(VEI)]という指標で測っており、0~8に区分する。

VEI=2の噴火では、2500立方メートルのプール

400面がすべて満たされる溶岩量の噴出を示す。

VEI=2の噴火は、区分の中では比較的小規模

ながる、年間10件ほど発生している。

2021年に発生し、数十人の犠牲者を出した

ジャワ島のスメル山噴火などもこれに相当。

2022年1月に、噴火が原因とされる津波が

到達したフンガ・トンガ(フンガ・ハアパイ)

火山噴火はVEI=5と推定されている。

より大きな噴火例では、1883年にインドネシアの

クラカタウの噴火がVEI=6とされ、舞上った

火山灰により地球の気温が0.5℃近く低下し、

地球の反対側まで聞こえるような[史上最も

大きな音]が発生したとされる。

VEI=7の噴火例は、1815年4月10日、インド

ネシア・スンバワ島にあるタンボラ火山の噴火。

この噴火では、地球の反対側にまで寒冷化の

影響が及び、数十万人が飢饉で餓死した。

超破局的噴火のVEI=8となると、そもそも

人類の生存自体が脅かされる噴火であるため

近年の記録などは残るはずもないが、約2万

6500年前にニュージーランドで発生したオル

アヌイ噴火、また、7万4000年前のトバ湖の

噴火では地球の気温が4度も低下し、何世紀

にもわたって干ばつをもたらしたと推測される。

約2億5000万年前に発生したシベリア・トラップ

近辺の火山活動では、数百万立方キロメートルに

わたり溶岩が噴出し、活動は200万年間継続した

と考えられ、地球の生物種の90%以上が絶滅し、

回復には900万年ほどかかったと推定されている。

備えよ常に! 備えあれば憂いなし 

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