地質学者は、火山の爆発規模を[火山爆発指数
(VEI)]という指標で測っており、0~8に区分する。
VEI=2の噴火では、2500立方メートルのプール
400面がすべて満たされる溶岩量の噴出を示す。
VEI=2の噴火は、区分の中では比較的小規模
ながる、年間10件ほど発生している。
2021年に発生し、数十人の犠牲者を出した
ジャワ島のスメル山噴火などもこれに相当。
2022年1月に、噴火が原因とされる津波が
到達したフンガ・トンガ(フンガ・ハアパイ)
火山噴火はVEI=5と推定されている。
より大きな噴火例では、1883年にインドネシアの
クラカタウの噴火がVEI=6とされ、舞上った
火山灰により地球の気温が0.5℃近く低下し、
地球の反対側まで聞こえるような[史上最も
大きな音]が発生したとされる。
VEI=7の噴火例は、1815年4月10日、インド
ネシア・スンバワ島にあるタンボラ火山の噴火。
この噴火では、地球の反対側にまで寒冷化の
影響が及び、数十万人が飢饉で餓死した。
超破局的噴火のVEI=8となると、そもそも
人類の生存自体が脅かされる噴火であるため
近年の記録などは残るはずもないが、約2万
6500年前にニュージーランドで発生したオル
アヌイ噴火、また、7万4000年前のトバ湖の
噴火では地球の気温が4度も低下し、何世紀
にもわたって干ばつをもたらしたと推測される。
約2億5000万年前に発生したシベリア・トラップ
近辺の火山活動では、数百万立方キロメートルに
わたり溶岩が噴出し、活動は200万年間継続した
と考えられ、地球の生物種の90%以上が絶滅し、
回復には900万年ほどかかったと推定されている。
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