近海魚を生で刺身にして食べると、アニサ
キスによる食中毒になることがある。
この食中毒、アニサキス症は魚介類に寄生
するアニサキスが生きたままヒトの体内に
入ると、胃や腸などに刺さり、激しい痛みや
おう吐を引き起こす。
原因となるアニサキスの幼虫の長さは2~3㎝、
糸くずのように細く見える。
人の体内に入ったアニサキスは1週間ほどで
死ぬが、この期間激しい痛みに襲われる。
世界の症例のうち95%が日本人で、年間
およそ2万人とされる。
寿司や刺身で、生の魚介を食べる習慣の
ある日本人が発症することが多い。
日本近海のアニサキスには、通称S型と
P型の2種類が存在し、検出された検体から
S型がほぼ9割を占め、P型が5%。
また、S型のアニサキスは太平洋側で多く
検出されている。
日本海側ではP型が多く、S型も検出されるが
これは、温暖化による魚の回遊が要因とする。
アニサキスが寄生している魚には、魚種や
回遊範囲や地域などで差は見られるものの
ゼロではなく、その差の確証はない。
研究者は、注意点として、
*購入前や調理前には必ずアニサキスが
いないかを確認し、見つけたら必ず取り除くこと
*新鮮な魚を購入し、釣った魚の内臓は
すぐ取り除くこと
*塩やわさび、醤油や食酢をかけても通常の
量では死なないので注意が必要
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