日本人にお馴染みのバリ島、その東のロンボク島。
更に東へ500Kmほど離れて、東西に約300Kmの長さの
島、フローレス島が横たわっている。
隣接していくつかの島々と列島を形成しているが、
過去に大陸と繋がったことがない島だ。
この島に身長が1mほどの「フローレス原人」が約1万
8000年前まで生存していたことが発掘調査で判明した。
「最小の人類」と呼ばれているが、いつ、どのようにして
小型化したかが謎とされて来た。
日本などの調査チームが発掘した化石の分析から、
70万年ほど前には出現していたことが突き止められた。
約100万年前には、西のジャワ島に住んでいたジャワ
原人の化石がジャワ島中部のソロで発見されている。
当初のフローレス原人は、このジャワ原人の特徴を
備えて居ることから、ジャワ原人が海を渡ってきたと
推測され、従来からの渡海できないとの説が正された。
現在の人類と多きく変わらない大きさの脳を備えた
ジャワ原人が、移住してから30万年の間に身長が
2/3に、脳が半分ほどに小さくなったことが判明した。
一般的な進化論では動物はより大きくなるが、孤立した
島という特殊な環境では、ゾウなどの大型動物は小型
化し、ネズミのような小型の動物は逆に大型化する
「島嶼化(とうしょか)」が知られている。
フローレス島原人は、孤立したフローレス島の環境で
長年の年月をかけて小型化したと考えられるが、小さく
なった脳で、どの程度の知的能力を備えていたか、
などの詳細なことは不明だとしている。
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