「2015年人口動態統計月報年報」による人口10万人
当たりの死亡数の死因順位は、
① 悪性新生物(がん) 37万131人で、 295・2人
② 心疾患 19万5,933人、156・3人、
③ 肺炎 12万846人、96・4人、
④ 脳血管疾患 11万1,875人、89・2人、
⑤ 老衰 8万4,755人、67・6人となっている。
第1位のがんは、2015年の全死亡者に占める割合が
28・7%となっていて、1981年以降に死因順位の第1位に
なってからは、一貫して増加している。
第2位の心疾患は、1985年に脳血管疾患に代わって
第2位となって後、死亡数・死亡率ともに増加しており、
2015年は全死亡者に占める割合は15・2%となった。
第4位の脳血管疾患は、1970年をピークに減少し始め、
1985年には心疾患に代わって第3位、2011年には
肺炎に代わり第4位となった。
2015年の全死亡者に占める割合は8.7%まで低下した。
糖尿病が原因の死亡数は1万3,307人と多くないが、
実際には糖尿病(高血糖)や高血圧が悪影響をもたらし、
心疾患や脳血管疾患に進展するケースが多い。
最近の研究では、糖尿病はがんの発症リスクを上げる
要因となっていることも明らかになっている。
糖尿病の治療の目的は、糖尿病合併症である網膜症、
腎症、神経障害、冠動脈疾患、脳血管疾患、
末梢動脈疾患を防ぎ、健康な人と変わらない寿命と、
日常生活の質(QOL)を維持することが必要だ。
実現するための地域ぐるみの対策が期待されている。
備えよ常に! 備えあれば憂いなし
健康と安心のメタボへの備えは?
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