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2016年11月23日水曜日

2015年の死因順位と糖尿病

備えよ常に! 備えあれば憂いなし
キンモクセイ



「2015年人口動態統計月報年報」による人口10万人

当たりの死亡数の死因順位は、

① 悪性新生物(がん)  37万131人で、 295・2人

② 心疾患 19万5,933人、156・3人、

③ 肺炎 12万846人、96・4人、

④ 脳血管疾患 11万1,875人、89・2人、

⑤ 老衰 8万4,755人、67・6人となっている。

第1位のがんは、2015年の全死亡者に占める割合が

28・7%となっていて、1981年以降に死因順位の第1位に

なってからは、一貫して増加している。

第2位の心疾患は、1985年に脳血管疾患に代わって

第2位となって後、死亡数・死亡率ともに増加しており、

2015年は全死亡者に占める割合は15・2%となった。

第4位の脳血管疾患は、1970年をピークに減少し始め、

1985年には心疾患に代わって第3位、2011年には

肺炎に代わり第4位となった。

2015年の全死亡者に占める割合は8.7%まで低下した。

糖尿病が原因の死亡数は1万3,307人と多くないが、

実際には糖尿病(高血糖)や高血圧が悪影響をもたらし、

心疾患や脳血管疾患に進展するケースが多い。

最近の研究では、糖尿病はがんの発症リスクを上げる

要因となっていることも明らかになっている。

糖尿病の治療の目的は、糖尿病合併症である網膜症、

腎症、神経障害、冠動脈疾患、脳血管疾患、

末梢動脈疾患を防ぎ、健康な人と変わらない寿命と、

日常生活の質(QOL)を維持することが必要だ。

実現するための地域ぐるみの対策が期待されている。

備えよ常に! 備えあれば憂いなし  

 健康と安心のメタボへの備えは?










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