肺炎マイコプラズマの病原体は細菌だが、この細菌は
細胞壁を持たない特殊な細菌のためペニシリンや
セフェムなどの抗菌薬は効き目がない。
自然界の一般の細菌とウィルスとの中間的な微生物だ。
感染すると2~3週間の潜伏期間を経て、気管支炎を
発症し、悪化するとぜんそくや肺炎になる。
肺炎全体では、5%程度の比率だが、集団感染し易く、
従来は子供に多い病気とされて来た。
マイコプラズマ肺炎の特徴は、咳が2~3週間に亘って
続くことで、この間に咳の飛沫で感染が広がる。
感染防止の予防はマスク使用に頼るところが大きい。
国立感染症研究所の報告では、例年なら秋から冬に
かけて発症数が増加し春から夏に終息する。
だが今年は落ち込む6月半ばから上昇が始まり、8月
上旬には例年の倍以上の発症が報告されている。
患者数の増加原因は不明だが、診断法の精度が
上昇したのも要因の一つとされている。
また、従来はオリンピックの開催年に流行を繰り返す
特色を備えているので、今年は流行年になったのかも。
国立感染症研究所による全国の約5000ヶ所の医療
機関からの報告では、10月10日から1週間の患者数は
平均で1・23人で群馬県と石川県で3人を超えている。
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