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2016年11月29日火曜日

中国 過去10年間で肺がん発病率43%増

備えよ常に! 備えあれば憂いなし
コリウス



北京市のガン専門家が、北京市におけるガン発病率が

過去10年間に43%増加したと発表した。

また、毎年4・45%という速いスピードで死亡率が上昇

し続けているとの専門家の話も紹介。

また、北京市や天津市などPM2・5の濃度が常に高い

河北省地域では、肺がんの発病率が全国平均に比べ

非常に高く、北京市の肺ガンの発病率は2002年の

10万人当たり39・56人から、2011年には63・09人まで

約60%も急増している。

さらに、新たなガン患者の5人に1人が肺ガンだった。

発ガン性を備えたPM2・5を大気汚染が肺ガン発症

要因になっていることは、2015年に国際がん研究機構

(IARC)も確認している。

中国政府は、11月初め大気汚染物質対策に備え

これまでの業務用と医療用など用途ごとに存在した

マスクの基準を見直して、新たなマスクの性能基準、

「日常防護用マスク国家基準」を発表した。

新基準では、遮断率に応じてA~Dの4ランクに分類

されており、それぞれがレベルの異なる大気汚染

濃度に対応しているという。

中国では、PM2・5が35㎍以下の通常ととするランクを

超える汚染濃度を5ランクに分け、350~500㎍を

厳重汚染とし、外出を控えるべきとしているが、度々

このランクを超える汚染が報告されている。

大気汚染対策としてマスクの遮断率に応じたランク

付けは無意味で、常に最大の遮断率を備えた製品が

供給されるべきだろう。

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