4月の布田川断層を震源とした熊本地震で断層上の
益城町では大きな被害が出た。
地震後の家屋の損壊調査で、全壊と認定された建物の
内の約2/3が、断層から500m以内の建物であった。
また、500m以上離れると急減し、1000m以内では
79%となっていた。
日本全国には、現在、主要断層に分類されている
断層が97あり、この断層が存在する自治体では、
断層上に建っている公共施設の移設や近接地の
新たな施設建設を避ける機運が高まっている。
布田川断層は、益城町から東に延び、延びて阿蘇山
外輪山の西側で止まっていると考えられていたが、
地震後の専門家の現地調査で断層は外輪山の下を
抜けて繋がっており、阿蘇山のカルデラ内では益城町
とは異なり縦方向にずれている断層が確認された。
専門家は、布田川断層を動かした地震のエネルギーは
阿蘇山のマグマだまりにぶっつかり、別の断層を突き
動かして地表に断層を生じさせたと判断している。
布田川断層自体は、地表から6Km下にあるマグマ
だまりの更に下を通り、東側の外輪山の下で大分県
側の別府-万年山断層帯などと繋がっている。
カルデラ内で新たに発生した断層は、マグマの通り
道となり、新たな噴火口になる可能性があると指摘。
9月8日に阿蘇山中岳第1火口で爆発的噴火が発生
したが、熊本地震との直接的な関連性は確認されない
と発表しているが、何とも気がかりなことである。
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