今時、賃上げストなんて、というのが日本人の感覚
だろうが、韓国ではストライキやデモは日常化している。
だが、韓国を代表する現代自動車労組の賃上げ要求
ストは日本人の常識では理解を超える要素の備える。
毎年恒例化したストだが、今年は尋常ではなかった。
今年に入ってこれまで24回に及ぶストが繰り返されて、
既に会社側では生産ロスが14万2000台、損失額が3兆
1000億ウオン(約2900億円)に達したと発表している。
10月中旬に暫定合意に達したとされるが、組合側の
要求内容は概要次のようなものだった。
基本給の引き上げが13万ウオン(約1万1000円)、定年
年齢61歳への延長、昨年の会社の純利益の30%分を
分配支給、更に賞与金の800%、8倍の追加支給。
更にさらに、大学に行けなかった子供へ1000万ウオン
(約88万円)支給と理解に苦しむ要求なども加わり、
全部で180項目にも及ぶ要求が突き付けられていた。
要求総額は1人当たりで1億ウオン(880万円)にも及ぶ。
現代自の従業員の1人当たりの年俸は平均で9400万
ウォン(約830万円)と1億ウォンに近く、サムスン電子の
7000万ウォン(約620万円)、鉄鋼のポスコの6080万
ウォン(約540万円)を大きく引き離し、トヨタを上回る。
5人以上の企業の平均年収が約3800万ウォンと報告
されていることからも、大企業との格差の大きさと
要求の異様さに驚くばかりだ。
韓国民からは労働貴族と揶揄されており、最近は
現代自の車を敬遠する流れも出て70%台あった販売
シェアーが10月には50%台に落ち込んだ。
備えよ常に! 備えあれば憂いなし
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