夏の夕暮れ時ともなると、どこからか飛び
出してきて空を自由自在に飛び回るコウモリ。
日本人には、可愛らしさと身近さを感じさせる
動物だが、もし、彼らの顔を見ると形相の
怖さに驚かされる。
西洋の物語で悪魔の使いとして描かれる所以だ。
コウモリは、哺乳類に属して、ネズミに折り
畳みの羽を取りつけたような姿だが、ネズミの
仲間に次いで種類が多く、980種類ほどもある。
日本の夕空に舞うのは、イエコウモリ(アブラ
コウモリ)だが、体長1・5mほどで、両翼を
広げると2mにもなるオオコウモリも居る。
虫を食べる種類から、果物や野菜類を食べる
種類から、吸血蝙蝠まで多種多様だ。
2003年に中国南部から感染が広がったSARS
コロナウィルスによる肺炎を引き起こした
ウィルスは、中国雲南省の洞窟に棲むキク
ガシラコウモリの体内に棲むウィルスだった。
世界中に感染が広がっている武漢肺炎を引き
起こしているウィルスは、やはり同じ仲間の
コウライキクガシラコウモリを自然宿主と
しているウィルスであることを確認している。
致死率が高いMERSコロナウィルスやエボラ
ウイルス病、マールブルグ病などのウイルス性
出血熱を引き起こすウイルスは全てコウモリを
自然宿主としているウィルスだ。
5月初め、札幌市で主として東アジアやロシア
極東部に生息している珍しいクロオオアブラ
コウモリ繁殖が確認された。
翼を広げると大きいものでは約25cmほど。
コウモリは、身近な動物だが、毒性を備えた
未知のウィルスを持っている可能性もある
ため、咬まれたりしないように注意が必要だ。
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