武漢ウィルスが、世界各地へ感染が拡大する
さ中に、香港やベルギーでペットのネコから、
武漢ウィルスが検出されたとして愛猫家を
中心に衝撃が走った。
街が封鎖されていた武漢市内では、避難
した家族や隔離された人が残した犬猫が
餓死したり、野良になり街中をさ迷った。
武漢ウィルスを媒介するとして、これらの
ペットたちの多くが虐殺の憂き目にあった。
ヒトからネコへはうつることが判明したが
ネコからヒトへの感染は確認されていない。
東大などの研究グループは、武漢ウィルスは
ネコの呼吸器官内でよく増殖し、ネコの
間では、感染しやすいことが判った。
米国では、ペットのネコから武漢ウィルスが
検出されたとする報告があるほか、NYの
動物園ではトラやライオンなどのネコ科の
動物からも検出されたことが報告されている。
研究グループの実験では、３匹のネコに
武漢ウイルスを接種すると、症状は出な
かったが、すべてのネコの鼻の粘液から
ウイルスが検出され、内２匹は6日までに
ウィルスが確認された。
また、感染したネコ３匹がいるケージに、
感染していない別のネコ３匹を入れて飼育
したところ、３日から６日目までの間に
後から入れたどのネコからもウイルスが
検出され、感染が広がっていた。
武漢ウィルスは、ネコの呼吸器でよく増え、
接触によってネコの間で容易に感染が広がる
上に、症状が出ないために感染が判らない。
ウィルスが変異して、ネコからヒトへの
感染能力を備えることになれば脅威だ。
野良猫に、近寄らぬことや、ペットとの
濃厚接触を控え、外へ出さぬ心掛けが必要だ。
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