中国は、世界最大の抗生物質の生産国であり
また、毎年8万トン近くの抗生物質を使用
最大の消費国でもある。
この抗生物質が、正しく生活圏に排出されぬ
よう処理されていればよいが現状は垂れ流しだ。
特に、長江デルタ地域は人口密集地であり
人間活動が活発で、抗生物質の使用量が多い。
抗生物質の汚染は、主に病院や製薬工場の廃水、
水産・畜産廃水、農業や養魚業、ゴミ埋立て地。
など人間活動に伴い発生している。
問題なのは、長江デルタに位置する都市の
水源近くには製薬会社3社の汚水排出口が
あるほか、長江の支流の合流点近くにも
製薬会社が6~7社あり、排水が流れ込む。
しかし、専門家は現在、中国では抗生物質
乱用の規制が不十分なために、河川や湖の
水質のみならず、飲用の地下水も抗生物質の
濃度が深刻なレベルに達していると指摘。
最近の調査では、長江デルタ在住の40%の
妊婦と、80%の子どもの尿からも抗生物質が
検出され、人間の免疫力を損なう可能性がある。
また、最新の大学の調査研究では、長江の
抗生物質の平均濃度は156ng/lだと報告。
また、広州の大学の研究調査では、中国の
表層水には68種類の抗生物質が存在と報告。
世界保健機関(WHO)は、中国の抗生物質乱用を
コントロールできなければ、世界に危害を
及ぼすと中国政府に繰り返し警告を発している。
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