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2021年3月4日木曜日

ロシア ツンドラ地帯でメタンガス爆発頻発

備えよ常に! 備えあれば憂いなし
寒 紅 梅  月ケ瀬梅林



ロシアの北部の広大なシベリアは永久凍土

地方を覆うツンドラ地帯であり、人々が住む

町や村だけでなく、多くの発電所やパイプ

ラインなどが存在する。

最近では、火力発電所の貯油槽が傾き、油が

川に流れ込み、大きな油汚染事故が発生した。

発電所の貯油槽だけでなく建物などにも傾きが

でるなどで、操業継続が困難になった。

地盤の歪は、敷設されているパイプラインや

道路などインフラにも大きな被害をもたらす。

原因は、地下の凍土の溶融による地盤沈下や

陥没である。

凍土地帯での問題は、氷の溶融だけでなく、

更に大きな問題は地下に眠るメタンガス。

氷に閉じ込められていたメタンガスが集まり、

ガスが貯め込まれた大きな泡、ガスタンクが

各所にできるようになる。

このガスの量が増えて、圧力が大きくなると

地面を押し上げ、大きな膨らみとなって、

地表に丸い膨らみとなって現れる。

更に圧力が増すと、備えている圧力で地面を

吹っ飛ばすガス噴出、爆発を起こす。

地表には、直径が3~40m以上、中には100mを

超すような大きな漏斗状になった穴が残る。

2014年ごろに、穴の存在が確認された当初は

隕石の落下によるものなどと、諸説が出されて

いたが、燃焼を伴わないメタンガスの爆発に

よるものだと確認された。

最近の調査では、大小合わせて、およそ7000

個もの穴が存在するのではないかとされる。

メタンガスは、我々が騒ぐ二酸化炭素の排出に

よる温暖化のレベルを遥かに超える、80倍もの

温暖化効果を備えているとされる。

凍土地帯に幅広く閉じ込められているメタン

ガスが、温暖化に伴い次々と地表に噴き出して

きて、地球温暖化を加速させることになる。

備えよ常に! 備えあれば憂いなし

 健康と安心のメタボへの備えは?









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