<br> 陽 光 桜
アイスランド気象局は、3月上旬に2月下旬
から首都レイキャビク西方部のレイキャネス
半島を中心に、火山性地震が相次いでいる
ため、噴火が差し迫っている可能性があると
住民に注意を呼び掛けた。
2月24日にM5・6、27日と3月1日にはM5・0の
地震が相次ぎ、この1週間におよそ1万7000
回もの地震が発生していた。
火山学の専門家は、地震が1週間以上続くのは
異例で、マグマがこの場所の地殻に入り込んで
きている可能性は非常に高いと指摘した。
また、この地域にある温泉地、ブルーラ
グーンに近いグリンダビークでは山体膨張も
観測され、1日当り3~4mmほどの膨張が
続いているとされマグマ蓄積が想定された。
アイスランドは、火山の上に乗っかっている
島国で、島の中央部を中央大西洋海嶺の
地溝帯(ギャゥ)が貫いており、地溝帯の西が
北アメリカ・プレート、東側がユーラシア・
プレートとなる。
このプレートの間となる地溝帯には、地球の
深部で発生するマントル上昇圧力で押し広げ
られて、割れ目は火山としてマグマが押し
出されてきている。
火山噴火は、日本の火山のように噴煙を空高く
噴き上げる爆発的噴火ではなく、溶岩が地表
から流れ出る「流出的噴火」となる。
3月19日夜に、レイキャビクから約40km、
ケフラビク国際空港から数km離れたファグ
ラダルスフィヤル山の近くで噴火が始まった。
溶岩が流れ出している割れ目火口の長さは
500~700メートル程度で、小高い山や丘から
溶岩が流れ出した。
この火山系での噴火は約900年ぶりとされる。
首都から近いこともあり、多くの見物人が
押し掛け、真っ赤な溶岩流を楽しみ、中には、
熱さが残る溶岩でホットドッグやマシュマロを
焼く人もおり、お祭り騒ぎの賑わいだという。
噴石におびえる日本とは大違いの噴火風景だ。
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