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2021年3月22日月曜日

日本海側 広範囲に津波到達の多くの痕跡

備えよ常に! 備えあれば憂いなし
塔頭の紅梅



東日本大震災の発生を受けて、日本海側でも

大学が中心になって地震や津波の発生の実像

調査を行い、結果が報告された。

沿岸部の津波堆積物調査で、各地で過去に

発生した津波の発生頻度などをまとめている。

日本海沿岸部では、津波を発生させる断層

185確認されており、うち30は陸にまたがる。

震源が陸地に近いが、所々で水深が浅くなる

複雑な海底地形などが影響して津波は、回り

込むような動きをし、影響は広い範囲に及ぶ。

北海道や青森県、秋田県沖で発生した津波は、

沿岸部に短時間で押し寄せるほか、能登半島や

中国地方の沿岸にも押し寄せ、更には韓国や

ロシアなど近隣の国の沿岸にも到達する。

また、大陸にぶつかった波が跳ね返り、再び

日本に押し寄せるなどして、数日間にわたり

影響が続くこともある。

津波堆積物の状況から、津波の発生回数は

▽北海道の奥尻島で9000年に20回

▽青森県の五所川原市で8000年に9回

▽秋田県のにかほ市で3000年に4回

▽山形県の飛島で3000年に4回

▽山形県の酒田市で3000年に2回

▽新潟県の村上市で9000年に9回

▽新潟県の佐渡島で9500年に24回

▽富山県射水市で8000年に4回

▽福井県の高浜町で5000年に2回

▽鳥取県の北栄町で6000年に4回

▽島根県の隠岐の島で5000年で3回

▽山口県の下関市で7000年に2回

▽長崎県の壱岐島で7500年に2回。

などとなっている。

備えよ常に! 備えあれば憂いなし

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