東日本大震災の発生を受けて、日本海側でも
大学が中心になって地震や津波の発生の実像
調査を行い、結果が報告された。
沿岸部の津波堆積物調査で、各地で過去に
発生した津波の発生頻度などをまとめている。
日本海沿岸部では、津波を発生させる断層が
185確認されており、うち30は陸にまたがる。
震源が陸地に近いが、所々で水深が浅くなる
複雑な海底地形などが影響して津波は、回り
込むような動きをし、影響は広い範囲に及ぶ。
北海道や青森県、秋田県沖で発生した津波は、
沿岸部に短時間で押し寄せるほか、能登半島や
中国地方の沿岸にも押し寄せ、更には韓国や
ロシアなど近隣の国の沿岸にも到達する。
また、大陸にぶつかった波が跳ね返り、再び
日本に押し寄せるなどして、数日間にわたり
影響が続くこともある。
津波堆積物の状況から、津波の発生回数は
▽北海道の奥尻島で9000年に20回
▽青森県の五所川原市で8000年に9回
▽秋田県のにかほ市で3000年に4回
▽山形県の飛島で3000年に4回
▽山形県の酒田市で3000年に2回
▽新潟県の村上市で9000年に9回
▽新潟県の佐渡島で9500年に24回
▽富山県射水市で8000年に4回
▽福井県の高浜町で5000年に2回
▽鳥取県の北栄町で6000年に4回
▽島根県の隠岐の島で5000年で3回
▽山口県の下関市で7000年に2回
▽長崎県の壱岐島で7500年に2回。
などとなっている。
備えよ常に! 備えあれば憂いなし
健康と安心のメタボへの備えは?
0 件のコメント:
コメントを投稿