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2021年3月20日土曜日

太陽系で最も遠い天体「2018 AG37」

備えよ常に! 備えあれば憂いなし
紅 梅



太陽系の惑星で、最も遠い惑星は冥王星だと

教えられてきたが、今では準惑星に格下げ。

その冥王星と太陽との距離は34AU(約51億

キロ)もある。

最近、太陽系の地球の仲間で、最も遠い場所に

いる天体が確認された。その距離は冥王星の

約4倍にもなる距離の天体「2018 AG37」。

最も遠い天体なので「ファーファーアウト

(FarFarOut)」との愛称がつけられている。

この天体が備えている軌道は、細長い楕円形を

なしており、遠日点(軌道上で太陽から最も

遠い点)が175AU(約262.5億キロ)にある一方、

近日点(軌道上で太陽から最も近い点)は27AU

(約40.5億キロ)で、太陽との距離が約30AU

(約45億キロ)の海王星の軌道よりも内側にある。

その大きさは、その輝度や太陽との距離から、

直径約400キロと推定され、氷を多く含む

天体と仮定すると準惑星の下限に近いという。

太陽の周囲を一周するのに約1000年を要する。

ファーファーアウトは、海王星と近づきすぎた

ために、強力な重力相互作用によって太陽系

外縁部にはじき出されて、このような長円の

大きな軌道を回るようになったのではという。

『ファーファー』でない「ファーアウト」の

愛称を持つ太陽系外縁天体は、近年相次いで

発見されており、「2018 VG18」、「2015

TG387」、「2012 VP113」などがある。

天文学者は、巨大望遠鏡に取り付ける大型

デジタルカメラの技術進化によってファー

ファーアウトのように非常に離れた天体でも

効率的に発見できるようになった。

このため、ファーファーアウトは、数ある

太陽系外縁天体のごく一部にすぎず、今後

更なる天体の発見が続くと期待を寄せている。

備えよ常に! 備えあれば憂いなし

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