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2022年6月20日月曜日

2070年までに気候移民が35億人に

備えよ常に! 備えあれば憂いなし
御 室 桜 妙心寺



考古学や気候学、生態学の専門家でつくる

国際チームは、地球温暖化が現在の状態で

進行したら、30億人が住んでいる場所から

別の場所への移住を余儀なくされるとする

研究報告を5月4日に米国で発表した。

平均気温が1度上がるごとに、10億人が

別の場所への移住を余儀なくされるか、

極端な猛暑に順応しなければならなくなると

予測している。

研究チームが歴史的な世界気温と人口分布に

関するデータを分析した結果、世界の人口の

大部分は、年間平均気温が11~15度の

地域に集中していることが分かった。

モンスーンの影響を受ける南アジアの地域には、

20~25度の温度帯が存在する。

人類は過去6000年にわたりこのような環境に

住み続けて来た。

地球の気温は、現状のままで温暖化が進むと

2100年までに3度の上昇が予想される。

陸上は海上に比べて温暖化のペースが速い

ことから、人が経験する気温は2070年までに

約7・5度の上昇が予測される。

こうした環境変化は、食糧生産や水資源の

確保に重大な影響を及ぼし、移住に伴う

衝突や紛争を発生させる。

地球上で最も気温が高いのは、アフリカの

サハラ地域で、年間平均気温は29度以上。

そうした過酷な環境に覆われている地域は

地球の陸地の0・8%にとどまる。

研究チームの予測では、この極端な暑さは

2070年までに地球表面の19%に拡大し、

35億人に影響が及ぶとしている。

備えよ常に! 備えあれば憂いなし

 健康と安心のメタボへの備えは?









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