考古学や気候学、生態学の専門家でつくる
国際チームは、地球温暖化が現在の状態で
進行したら、30億人が住んでいる場所から
別の場所への移住を余儀なくされるとする
研究報告を5月4日に米国で発表した。
平均気温が1度上がるごとに、10億人が
別の場所への移住を余儀なくされるか、
極端な猛暑に順応しなければならなくなると
予測している。
研究チームが歴史的な世界気温と人口分布に
関するデータを分析した結果、世界の人口の
大部分は、年間平均気温が11~15度の
地域に集中していることが分かった。
モンスーンの影響を受ける南アジアの地域には、
20~25度の温度帯が存在する。
人類は過去6000年にわたりこのような環境に
住み続けて来た。
地球の気温は、現状のままで温暖化が進むと
2100年までに3度の上昇が予想される。
陸上は海上に比べて温暖化のペースが速い
ことから、人が経験する気温は2070年までに
約7・5度の上昇が予測される。
こうした環境変化は、食糧生産や水資源の
確保に重大な影響を及ぼし、移住に伴う
衝突や紛争を発生させる。
地球上で最も気温が高いのは、アフリカの
サハラ地域で、年間平均気温は29度以上。
そうした過酷な環境に覆われている地域は
地球の陸地の0・8%にとどまる。
研究チームの予測では、この極端な暑さは
2070年までに地球表面の19%に拡大し、
35億人に影響が及ぶとしている。
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